令和6年10月12日(土)、当組合主催の防災訓練をたましんRISURUホール(立川市錦町)で開催いたしました。
今年度は、今年元旦に発災した能登半島地震における水道施設復旧支援での経験をもとに、「能登半島地震災害派遣シンポジウム」として行いました。
当日は組合員141名、後援頂いた東京都水道局様・東京水道㈱様のほか、都議会自民党多摩水道事業政策研究会の先生方にもご臨席頂き、最終出席者数は162名となりました。
当組合派遣隊2社より派遣報告
派遣経験を基に東京都水道局様・東京水道㈱様、三管防災対策部、派遣隊の4者にてパネルディスカッション
今回当組合からは38班・延べ1,380名が能登へ派遣されましたが、お仕事の都合上、「被災地の皆さんのお力になりたくてもなれない」
そんな歯がゆい気持ちを抱えていた、というお話を沢山の組合員さんからお聞きしていました。
今回のシンポジウムが、今後被災地への派遣を検討されている皆様や、首都直下地震における復旧活動の指針になれば幸いです。
また訓練の開催に合わせ、「令和6年能登半島地震 復旧支援の記録」を刊行致しました。
本記録誌には、派遣の経緯や概要・派遣隊体験談など今回の派遣について細かく記録しております。
まだ残数に余裕がありますので、ご希望の方がいらっしゃいましたら事務局までお申し出ください。
今回の能登半島地震における水道施設への被害は類を見ないものでした。
復旧にあたっては全国各地より水道事業者が応援に駆けつけ、東京都が担当した石川県輪島市では、1月~5月末までの5か月間で約1,600箇所弱の補修工事を行い、市内約9割を復旧しました。
派遣隊数・派遣期間ともに過去最多、最長となり、事務局としましても円滑に進行できず、派遣隊の皆様にはご迷惑をお掛けしてしましました。
それでも、派遣から戻られた組合員さんから、
「被災地の方から涙ながらにお礼を言われたよ」
「大変なのは現地の方たちなのに、温かいお言葉をかけていただいた」
「行ってよかった」
そう言って頂けたのが、本当に救いです。
厳しい環境の中、派遣に対応下さいました皆様に心より感謝申し上げます。
防災訓練オープニングで放映した派遣隊スライドショー
水道施設の迅速な復旧に繋がるよう、邁進していく所存です。
どうぞ引き続きご支援の程よろしくお願い申し上げます。